姿勢(骨盤の歪み)と
身体の痛みの関係
たとえば「椎間板ヘルニア」では、椎骨と椎骨の間の軟骨、すなわち「椎間板」が押し潰されることにより、潰れた側に脊椎が傾いていきます。
すると反対側の筋肉が引っ張られ、その状態を放置していると筋肉はやがて硬直し、神経を圧迫して激しい痛みを引き起こすと考えられています。
では、そもそもなぜ椎間板が潰れてしまうのでしょうか?
それは、脊椎を乗せている土台というべき骨盤(仙腸関節)が歪んでねじれることで、脊椎に負荷がかかってしまったからなのです。
仙腸関節は骨盤に左右一対あり、脊椎の真下にある「仙骨」と、その左右両脇にある耳の形をした「腸骨」とを繋いでいます。仙骨の上にあるのは人体の大黒柱である「脊椎」。そして腸骨には、人体で最大の関節ともいわれる「股関節」が左右一対でついています。
まさに、人体の中心である仙骨と腸骨とをつないでいる要が、仙腸関節なのです。
これがたった一度ずれるだけで、上体は百八十度近くも傾いてしまいます。それゆえ、左右の骨盤のズレが生じたときに、腰痛やヘルニアなどが発症すると考えることができるのです。
つまり痛みの根本原因は、「骨盤の歪み」と考えることができます。
もしかすると皆様が長年悩まされている体の痛みも、骨盤の歪みを正すことで、改善へと導くことができるかもしれません。
体の痛みや不調が起こる
プロセス
骨盤が歪み、骨格や関節がズレる
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筋肉がコリ固まる
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固まった筋肉が血管や神経を圧迫する
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血流・リンパ液の循環、神経伝達が滞る
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体温低下や体の痛みが発生
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内臓機能・運動機能が低下
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さまざまな疾患を引き起こす